今昔物語
今は昔、幼稚園頃の話。
私は当時の映画「どらえもんのびたと××××」がとても見たかったのです。(タイトルは忘れました)![]()
どうしても見たかった私は、「ドラえもんが見たいから連れてって
」と父に頼みました。
「駄目だ
」父は即答でした。
理由は、忙しくてそんな暇はないって感じだったと思います。
私はそんな理由には負けませんでした。
つまるところ、ドラえもんを見ることがいけないのではなくて、連れて行くことがいけないのだから…。
そうだ!!「自分で行くから映画代をちょうだい」とっさに出た言葉でした。
しかも「それならいいぞ」と父は即答…。
映画代が手に入りました。![]()
私の実家から映画館までは20㌔くらいあるでしょうか…。
足代をもらっていない私は、歩いて行く気満々でした…。
既に時刻は17時近いというのに…。![]()
鼻息荒く、さぁ出発です。![]()
目の前の人参につられて、元気一杯でした。
そんなにドラえもんが見たかったのでしょうかね…。
2~3㌔歩いたところで、高校帰りの従兄弟に出会いました。
「なにしてんの?」と従兄弟(そりゃそうでしょう、もう遊ぶ時間は終わろうとしているのに)
「今からドラえもん見にいくの」と私(当時の私は、さぞ目を輝かせていたことでしょう)
どう考えても無謀としか言いようのない私の発言に、従兄弟が待ったをかけました。
そのまま強制送還…。![]()
ドラえもんは夢と消えました…。
今思えば、父は映画代だけ私に渡してどうするつもりだったのでしょうか。![]()
下手に映画代を使って乗り物で映画館に向かってしまったら、映画は見れないし最悪の状況になっていたでしょうに…。
途中で諦めて、小遣いにするだろうと思っていたのでしょうか…。
当時の私は、買い物に行かされてもきちんとお釣りを返すような子供だったのに…。
今更、確認しようとは思いませんけど。
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